青年会議所で培ったまちづくりをさらに発展させることを目的に、KidsNow(きずな)実行委員会のベースになる高浜(まち)づくり市民会議が発足。

さまざまな問題を抱える少年少女と、その親たちのカウンセリングなどのボランティア活動を続ける育成コーディネーター、伊藤幸弘氏を招いて、いじめ、不登校、薬物等の実体験者の話を聞く勉強会を行いました。

子育て中の親への支援のために、児童精神科医、佐々木正美氏の発達障がいについての講演会。

東京京華学園演劇部が青少年問題を題材にした演劇、伊藤弘成作『スターダストパラダイス2006~私たちはいらない人間ですか~』を上演しました。
高浜の青少年成長応援バコハ、高浜高校など青少年との交流連携し、子どもたちがまちづくりへの参加できるよう「KidsNow(きずな)」を立ち上げました。

監修を堤幸彦氏、監督、脚本を石丸みどり氏に依頼し、市民ムービー「タカハマ物語」を制作。“甘くて、熱くて、ちょこっと苦い、みんなのまちのドラマ”がキャッチフレーズの鬼瓦をコアにした青春ドラマで、キャスト、スタッフは高浜市出身、在住、通勤通学者の中からオーディションを行いました。2012年9月2日の高浜市中央公民館での初公開日には2,000人の観客を動員しました。これは本館での1日あたりの動員数の新記録になりました。キャッチフレーズ「高浜のジマンをつくろう」もこのときに生まれました。

 

「脳科学おばあちゃん」としておなじみの久保田カヨ子氏の講演会。

「タカハマ物語」で培った想像力、なんでも楽しむ力を今後も育てて行こうと、高浜にゆかりのある商品のCMを制作しました。名古屋で活躍するCMディレクター浜田ゆうこ氏を講師に招き、1チーム6名で4チームの力作ができあがりました。

市民からの続編の要望も多く、「タカハマ物語」パート2の制作が決定。監督、脚本を加藤行延氏に依頼し、パート1と同様にキャスト、スタッフをオーディションで採用しました。さらに参加できる場「妄想会議」(ブレーンストーミング)を行い、ストーリーづくりから子どもたちが参加できるようにし、「みんなでつくるまちの物語づくり」をさらに発展させました。サブタイトルは「心のツバサ」・・・心地よいテンポで青春の夢や希望、楽しみや苦しみが展開する作品になりました。
高浜市中央公民館で2016年3月21日に公開し、約800名の方にご来場いただきました。
2回目ということもあり、子どもたちスタッフのてきぱきとした動きをみて、この活動の効果を強く感じました。